2012年4月16日(月)・17日(火)ホテル日航新潟にて第34回与五沢矯正研究会が開催され参加させていただきました。
16日午前中の症例提示に始まり、午後には[成人上突咬合症例の矯正治療と適応]をテーマにシンポジウムが開催されました。17日はそれぞれタイプの異なる上突咬合症例に対し4つの研究報告がありました。
その後、与五沢文夫先生の特別講演「三次元画像と矯正治療」があり、CTを導入したことによる顎顔面構造の観察法の変化、個々の多様性などについてが語られ、またそれらをどのように矯正治療に取り込むかが新たな課題であるとのことでした。
どの分野でも活発な意見交換があり、テンションの高い研究会であることが再確認されるものでありました。年1回の研究会ですがそれの備えて各々の先生方が研鑽をつまれてる証です。
15日には前日セミナーと銘打った「臨床のヒントーデジタル情報の管理と応用」が新潟大学大学院医歯学総合研究科の八巻正樹先生のご厚意により行われました。有志が各々のパソコンを持ち込み、これまた新潟大学矯正科の若い先生方のご厚意のよる応援のもと喧々諤々の熱気のあるセミナーでした。
2012年5月25日 11:02 AM |
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普段はほとんど意識することもない唾液ですが、私たちが健康で快適な生活を送るために大切な働きをします。
唾液の分泌量の低下は、口臭、ドライマウスの原因になります。
口の中が乾燥し、ネバネバし舌や唇がひび割れたりヒリヒリします。また、食べ物が呑み込みにくく舌がもつれて話づらい、味覚障害などの不快症状がでます。
唾液は大小の唾液腺から1日1~1,5リットル分泌されます。その主な働きは
*消化作用(でんぷんの分解)
*咀嚼、嚥下の補助作用(食物を湿らせて噛み砕きやすくし食塊の形成や嚥下を容易にする)
*口腔粘膜の保護(唾液の成分が食べ物や粘膜を覆い、食べ物や入れ歯などの刺激から粘膜を保護)
*歯の再石灰化作用(歯の表面を再生し虫歯を防ぐ)
*緩衝作用(食後、酸性に傾く口の環境を中和し虫歯を防ぐ)
*味覚(唾液に含まれる亜鉛により味覚が得られる)
*抗菌作用(口の中の細菌の増殖を抑える)
*自浄作用(口の中の細菌や食べかすを洗い流してきれいにする)
*水分代謝の調節(脱水時の唾液分泌が抑制される)
*胃酸の逆流を防ぐ
など多岐にわたりますます。
唾液は、交感神経、副交感神経(自律神経)の二重支配を受けています。
唾液は副交感神経が調節し反射的に分泌されます。その際口の中に食べ物が入ると機械的刺激や味覚などによって反射的に分泌される(無条件反射)と食べ物を見たり、匂いをかいだり、想像するだけで唾液が分泌される(条件反射)2つのパターンがあります。この時の唾液はさらさらした水溶性のもので分泌量は多いです。
緊張したり、不安や怒りを感じた時には交感神経優位になり唾液は粘調整となり分泌量は少ないです。
唾液が少なくなる原因
加齢、女性ホルモンの低下、ストレス、生活習慣(早食い、よく噛まない、喫煙など)、その他(糖尿病、膠原病、甲状腺などの病気、抗うつ薬、睡眠薬、降圧薬などの副作用)
唾液の分泌量を増やすには
*よく噛んでゆっくり食べる、表情豊かに会話する(口周囲の筋力を鍛え、唾液腺を刺激する)
*適度な運動で自律神経をコントロールする
*口の保湿を心掛ける(保湿ケア商品の使用、こまめな水分補給など)
*口呼吸、口を開けて眠る習慣を改善する
*柑橘類、梅干しなどを食べて分泌を促す。シュガーレスガムを噛む
これらのことを心掛けても口の乾燥の自覚症状が改善されない場合は一度ご相談ください。
2012年3月23日 2:12 PM |
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4年に1回の閏年の2月29日、取手は一面の雪景色になりました。
2月11日より3月3日まで取手宿ひな祭りが開催されています。
市内のいたる所に、吊るし雛やお雛さまが飾られています。取手にこんなにお雛さがあるのかと驚くほどに。
古い酒蔵の中のお雛さま、長禅寺の参道の階段に敷かれた色布は圧巻でした。
今年は例年になく寒い日が続いていますが、それでもようやく早春の息吹が感じられるようになりました。
待ち遠しいですね、桜の開花が・・・
まだまだご紹介したい写真があるのですがうまく配置ができず残念です。
2012年2月29日 9:44 AM |
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歯周病はお口の中の歯周病菌によって引き起こされる感染症です。
従って私たちの身体の免疫力や抵抗力が低いと歯周病は進行し、歯肉の炎症から始まり次第に炎症・破壊が歯を支えている組織に進行し、重篤の場合は歯が抜け落ちたりすることもあります。
毎日歯磨きしているにもかかわらず20歳以上の約80%が歯周病といわれ生活習慣病に認定されています。
歯周病は、歯肉に炎症が限局した歯肉炎と歯肉炎が進行して歯槽骨や歯根膜にダメージを与える歯周炎に大別されます。
歯周病は局所因子(口腔不衛生、歯垢、歯石、歯周病菌など)全身因子(体質、年齢、糖尿病など)環境因子(生活習慣、喫煙、ストレスなど)の3つの因子が重なって発症します。歯周病を放置すると全身の疾患(糖尿病、心臓病、がんなど)を悪化させる可能性があります。
歯周病を予防、治療するためには3つの因子を改善し免疫力をupすることが大切です。
歯肉炎や軽度の歯周炎の場合痛みなどの自覚症状がないことが多く知らず知らずのうちに炎症が深部に進行し手遅れになることも少なくありません。自覚症状がなくても定期的な歯科検診、衛生士によるクリーニングが予防、良好な治療経過に役立ちます。
また全身の免疫力、抵抗力をupさせるサプリメントの服用も予防、良好な治療経過に役立ちます。
皮膚や粘膜の健康を維持を助け抗酸化作用により免疫力をupするビタミンAとビタミンCがお勧めです。もちろん歯周病以外の生活習慣病にもお勧めです。
統合医療を実践するドクターが監修したビタミンA,Cです。価格はそれぞれ3150円、3885円です。
下の写真は受付カウンターのお花です。
2012年2月12日 9:05 AM |
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前回は口臭予防にプロフレッシュを紹介しました。
今回は、お口やお口の奥(咽頭部)の感覚改善を目的としたSOSORO(ソーソーロ)をご紹介します。
お口のネバネバ感が気になる方、お口の奥に不快感のある方、お口をさっぱりさせたい方にお薦めです。
ソーソーロは5種類の茶由来低分子ポリフェノールと漢方成分で、粘膜のヒダ等に溜まった、歯ミガキでは落としきれない細かい汚れを凝固させます。
ソーソーロでお口をすすいで吐き出すと汚れが「固まり」となって出てきてびっくりします。効果が目で見ることができるお口の清浄製品です。お口の中がさっぱり爽快になります。
お試しできますのでスタッフに声をかけてください。価格は2835円です。
受付のお花、春です。
2012年1月25日 12:15 PM |
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今回は気になる口臭についてお話します。デリケートな話題なので少し専門的になります。
口臭は誰にもあるもので、大きく2つに分類されます。
1.生理的口臭 *一般的な生理的口臭(起床時、空腹時、疲労時、緊張
時、口が渇いている時、加齢など)
*ホルモンの変調による(思春期、更年期、月経時、
妊娠時ど)
*生活習慣による生理的口臭(ニンニク摂取、アルコ
ール、喫煙など)
2.病的口臭 *歯科口腔領域の疾患(虫歯、歯周病、口腔粘膜の炎症な
ど)
*耳鼻咽頭領域の疾患(慢性鼻炎、花粉症、副鼻腔
炎、悪性腫瘍など)
*全身的疾患(糖尿病、肝疾患、腎疾患など)
それでは気になる口臭はどのようなガス成分に因るものなのでしょうか?私たちは生命維持のためにタンパク質、脂肪、炭水化物、ビタミン、ミネラルなどを含む様々な食品を摂取します。それらは消化管の入り口である口腔内で、消化管で酵素やバクテリアの作用で分解吸収されますが、その過程で種々なガスが発生しそれが体外へ発散されたときに臭いをもたらします。タンパク質やアミノ酸が口腔細菌(嫌気性菌)に分解されると臭気ガスの揮発性硫黄化合物や揮発性窒素化合物が産生され口臭の一因となります。
口臭を解消するためには病的口臭の場合は各専門医の治療が必要とされますし、ニンニク摂取、アルコール、喫煙などは生活 習慣の改善が望まれます。そのうえで気になる口臭についてはProFreshプロフレッシュをお勧めします。ProFreshの亜塩素酸は唾液中に酸素を送り歯周病菌の活動を抑えます。(アメリカでは歯周病予防製品として歯科医院で使用されています。)またクロールイオンは臭気ガスの揮発性硫黄化合物や揮発性窒素化合物と結合し無臭の塩化化合物を作り無臭にします。その作用時間は12時間で、殺菌剤や合成界面活性剤などはまったく含まない安全な製品です。
話が難しくなりましたが、要は通学前や出勤前にProFreshを使用することにより口臭を気にせず快適に一日を過ごせるわけです。お口のエチケットの一環としてのProFreshの使用考えてみてはいかがでしょうか?
詳しい使用方法はスタッフにお尋ねください。価格は2835円です。
2012年1月15日 12:02 PM |
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昨年の暮れ、カズヨリ歯科矯正歯科の面々は伊東の某温泉旅館でお疲れ様会を致しました。
寒い一日どこにも出かけず温泉三昧で一年の疲れを癒し男前女前を上げたとこらをパチツ。
今年も元気に助け合って歯科業務にガンバリます!
2012年1月6日 1:20 PM |
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明けましておめでとうございます。
昨年11月にホームページをリニューアル、これを機にブログを開設いたしました。
虫歯や歯周病が、舌がん、食道がん、肺炎、心疾患、糖尿病、早産低体重出産など様々な全身への危険因子となることがわかってまいりました。お口は食生活を支え、人生を豊かにするコミュニケーションの支えであり、噛むことは脳を活性化し、そして全身の健康に寄与するということです。このブログから大切なお口の情報、楽しい話題をお伝えしていきたいと思っています。
本年もよろしくお願いいたします。
2012年1月2日 4:31 PM |
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当院のホームページは、ただ今、リニューアル制作中です。
お見苦しい点もあるかと思いますが、ご容赦願います。
診察のお問い合わせ・ご予約に関しましては、電話にて承っております。
2011年11月7日 6:48 PM |
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歯周初期治療からメインテナンスまで対応の最新超音波スケーラー登場!!
歯周病はバイオフィルム感染症です。その再発の進行をいかに食い止めるかということが大切です。では、『バイオフィルム』とは何でしょう。
細菌が集団生活をしている“マンション”が細菌バイオフィルムといわれるものです。歯 垢は細菌バイオフィルムの一種で、歯周病の検査で出血するような深いポケットほど悪玉菌(歯周病菌)が幅を利かせているのです。歯肉縁上のバイオフィルム 除去には、歯ブラシが一番効果的であることは皆さんご存知ですが、歯肉縁下のバイオフィルムにまで到達することは不可能です。
超音波スケーラー「ピエゾンマスター600」 緑の液体がコンクール、赤い液体がイソジン
そんな深いポケット内の細菌バイオフィルム破壊を効率よく、 効果的に行うことができるのが、今回導入しましたボトルタイプの超音波スケーラー「ピエゾンマスター600」なのです。
歯石が大量に付着している初期治療では、手用スケーラーと超音波スケーラーを併用し、メインテナンスの時のようにポケット内の細菌バイオフィルムの破壊がメインの治療では超音波スケーラーが主役です。
2010年7月15日 4:35 PM |
カテゴリー:歯科衛生士通信
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