第18回抗加齢医学会総会が大阪国際会議場で5/25(金)~5/27(日)に開催され参加してまいりました。
今回のメインテーマは「環境因子とアンチエイジング」。生体はすべての外部環境との関係で成り立っているという概念にスポットをあて、抗加齢医学における環境問題の重要性についてのシンポジウムが多く企画されていました。住環境(光、音、空気、化学物質など)などの環境、腸内や皮膚表面の生物叢、口腔細菌叢などの外部環境から全身の健康を科学するシンポジウムが注目されました。
以上、ご報告。
2018年6月2日 8:05 AM |
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今が旬のイチゴはビタミンCの含有量が多く、10粒ほど食べるだけで1日に必要な量を摂取することができます。
ビタミンCは、コラーゲンの生成に重要な役割を担っていて歯周粘膜を丈夫にするため歯周病にも効果があります。
そして注目すべきはキシリトールの含有量が多いことです。
キシリトールは、う蝕の原因になる酸の産生がない、ミュータンス菌の増殖を防ぎう蝕原生が少ない細菌叢の形成を促すため虫歯の原因にならない、虫歯の発生・進行を防ぐ甘味料です。
キシリトールは、プラークを剥がし易くするためブラッシング効果を上げ、フッ素と一緒に使うことで歯を硬くする効果を向上させます。
今が旬のイチゴをおやつやデザートにカルパッチョやサラダ、イチゴソースなどに活用してください。
2018年2月20日 7:51 AM |
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雑誌「プレジデント」に掲載された、「リタイア前にやるべきだった」と後悔していることのアンケート調査で、「健康」についての第1位は「歯の定期検診を受ければよかった」でした。ちなみに第2位は「スポーツなどで体を鍛えればよかった」、第3位は「日ごろからよく歩けばよかった」でした。
忙しくてなかなか歯科受診することができずにいると、気が付かないうちにお口の健康状態が悪化しがちです。
定期的に歯科を受信していれば、虫歯を初期の段階で見つけることができ、重症化することはありません。また、歯周病についても初期の段階であれば十分にコントロールが可能で、歯周病で歯を失うことはなくなります。
残念ながら、わが国の成人を対象とした歯科検診の制度は十分ではないため、定期的な歯科検診は歯科医院を受診して受けることになります。
現在、歯科受診する習慣のない方は、お口の健康状態の確認のため、また将来、歯やお口の健康のことで後悔しないよう、定期的に歯科受診されることをお勧めします。
2018年1月30日 7:59 AM |
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新年早々、東大などの研究チームの調査により、むせることが増える、硬いものが食べづらいなどの「口の周り」のトラブルが死亡リスク、要介護率を各々2倍強にまで高める可能性があることがわかりました。また、国立長寿医療研究センターなどの研究グループが、歯周病が認知症の症状を悪化させる仕組みを解明したことを英専門誌に掲載しました。
疾病、特に感染症の入り口は口腔(アンド鼻腔)です。今流行のインフルエンザも口腔(アンド鼻腔)のケアが最良の防御とも言われます。
「すべての道はローマへ通ず」ではありませんが「口腔の健康は全身の健康に通ず」という科学的根拠が徐々に確立されつつあります。
消化器官の入り口、食べることの楽しみを生み出すのも、コミュニケーションの手段として豊かな人生を楽しむのも口腔機能です。楽しく食べて健康になり、楽しくおしゃべりして豊かな人生を送る、このごく当たり前のことは口腔の健康からです。
2018年1月24日 8:33 AM |
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謹賀新年
お口の健康と全身のかかわりが広くメディアに取り上げられるようになりました。
お口の健康は、全身の健康の入り口であり、前ぶれであり、又総決算書でもあります。
お口の状態を良好に保ち、全身の健康と生活の質をさらに向上させるためには、毎日のセルフケアと定期的なプロフェッショナルケアが必要です。
スタッフ一同一生懸命お手伝いさせて頂きます。
本年も宜しくお願い致します。
平成30年戌年元旦 カズヨリ歯科・矯正歯科
2018年1月5日 10:53 AM |
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すっかりご無沙汰してしまい申し訳ありません。
例年通り4月には第39回与五沢研究会に、6月には抗加齢医学会総会に参加してまいりました。
5月から6月にかけて受付の方の交代や衛生士さんのシフトの変更があり院内の雰囲気も少し変わったかもしれません。
今回は、平成28年歯科疾患実態調査の結果についてご報告します。皆様もご存知の8020運動(80歳になっても20本以上自分の歯を保とうと言う運動)は平成元年に開始され、当時80才以上で20本以上の歯を保有している人の割合はたったの7パーセント程度(平均歯数4~5本)という状況でした。ちなみに平成元年は、女性の平均寿命がようやく80歳になった時期でした。今般の平成28年度の調査の結果では、8020を達成した方の割合は51.2%と初めて50%を超えました。平成34年に50%にするという目標をはるかに超えたスピードで達成されたことになります。この間に、女性の平均寿命も87、14歳に伸びました。
歯と口腔の健康と全身の健康に密接な関係があることは広く知られるようになりました。今後も口腔の健康の保持・増進が更なる健康長寿につながるよう皆様のお手伝いをさせて頂く所存です。
定期的な検診、クリーニングの継続を、お勧めいたします。
2017年7月28日 11:03 AM |
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当院は、厚生労働省認定歯科外来診療環境施設基準歯科医院に認定されています。
歯科外来診療環境体制とは、歯科診療時の偶発症など緊急時の対応及び感染症対策としての装置・器具の設置などの取り組みを行っている体制のことを言います。
*医療安全に関する所定の研修を修了。
*緊急時の対応が可能な医療機器の設置(AED,薬剤を含む救急蘇生キット、歯科用吸引装置、酸素ボンベ・マスク、血圧計など)
*診療における偶発症等緊急時に円滑に対応できるようJA取手総合医療センターとの提携
*口腔内で使用する歯科医療機器などについて、患者ごとの交換や、専用機器を用いた洗浄・滅菌処理を徹底。十分な感染症対策を講じている。
以上のような取り組みを行っております。
安心で安全な歯科医療を提供するため今後とも更に配慮を続けていくいく所存です。宜しくお願い致します。
2017年2月10日 10:32 AM |
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今年は酉年。歯のない酉と歯のある人間。その脳の構造は大きく違います。
人間は歯で噛むことにより脳が活動し情動や知性を育て、運動能力や記憶力をあげ更にはストレスを抑制する効果まであることがわかってきました。
昨年末にはNHK『ためしてガッテン』で歯周病菌が歯肉の出血から血管に入りこみ脳梗塞・関節リウマチ・ガンなどの恐ろしい病気を引き起こすことが紹介されました。
今年も”健やかな心と身体はお口から”のお手伝いをさせて頂きます。
平成二十九年 元旦 カズヨリ歯科矯正歯科一同
2017年1月5日 12:52 PM |
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恩師黒田敬之名誉教授が平成28年度春の叙勲において瑞宝中綬章綬章の栄に浴されました。
この栄誉を称える記念祝賀会が7月吉日銀行倶楽部にて開催されました。
黒田敬之名誉教授が歩まれきた矯正学の道は、そのまま東京医科歯科大学矯正学教室の歴史でもあり日本の矯正学の歩みでもありました。。
矯正学の黎明期のワクワクする熱いエネルギーに満ちた先生のご講演には自身の中にも熱い血潮が流れるような感動を受けました。
益々のご活躍を祈念いたします。
2016年10月14日 9:41 AM |
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第16回抗加齢医学会総会が2016年6月10日~12日までパシフィコ横浜会議センターで開催され参加してきました。
テーマは「Antiaging Science:from Molecule to Life」分子生理学的基礎研究から得られた知識を日常生活に応用し抗加齢に役立てていきたいという研究者の願いがテーマになっています。
ゲストにはアメリカから著名な先生2人、天皇陛下の心臓手術の執刀をされた天野篤先生、芥川賞作家の玄侑宗久先生(心の在り方のご講演)、いくつになられても若々しいアンチエイジング実践者郷ひろみさん、現日本医師会会長横倉先生らがお揃いになり、また他にシンポジウム、一般演題と多岐にわたる内容の深い総会でした。
興味深いシンポジウムに「口腔内と腸内細菌から全身の健康を考える」がありました。
マウスにヒト歯周病菌を口腔から投与すると腸内細菌叢のバランスに変化をもたらし、腸管免疫系のバランスにも影響を与えることが明らかになったとの報告。口腔内の多種多様な細菌叢を解析した結果、高齢者の肺炎、発熱との関連性に興味ある所見を見出したとの報告。などなど歯周病と全身疾患の関連の因果関係を説明する基礎研究が提供されていました。
口腔環境の改善のための処置やケアがアンチエイジングにとって重要であることが裏付けされつつあることを実感してまいりました。
2016年6月14日 8:34 AM |
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