安倍総理と日本歯科医師会堀会長のとの対談から(安倍総理の愛犬と歯周病)
健康寿命の延伸に向けて歯科医療の果たす役割に等について安倍晋三内閣総理大臣と堀会長とのスペシャル対談が行われました。
安倍総理より「国民が歯科を受診し、歯だけを治すというイメージから、歯科を定期的に受診して歯と口の健康を保つことによって、全身の健康につながる意識を全ての国民に持っていただきたいです。」というお話を頂きました。予防医療の重要性、生涯を通じた歯科検診の充実、これまで知られている口腔と誤嚥性肺炎、糖尿病、認知症との関係以外にも循環器病の発症リスクとの関係、残存している歯の本数が多いほどあるいは歯周病のない人はある人に比べて医科医療費が低い、手術前の歯科による口腔管理が在院日数を短くするなど、口腔の健康と全身の健康が密接に関わることについて幅広いテーマについて語って頂きました。
最後に興味深いお話がありました。総理の愛犬が原因不明の病気となりもうダメかと思われたそうです。が、獣医さんから口腔内の細菌が全身に影響を及ぼしていると言われ、抜歯を含む歯周病の治療を徹底したところ、一命を取り留めるどころかとても元気になったそうです。総理ご自身が「口腔の健康は全身の健康につながる」との実体験をされたとのことでした。
改めて歯科医療と口腔健康管理が全身の健康と密接に関わること、超高齢化社会での健康寿命延伸に貢献することが確認された対談でした。
2019年3月12日 7:49 AM | カテゴリー:医院からのお知らせ