8020運動とオーラル・フレイルの予防
8020運動、ご存知の方多いと思います。
80歳になっても自分の歯を20本以上保とうという運動です。少なくとも20本以上の歯があれば、ほとんどの食物を美味しく食べられるからで、そのため若いころから歯や歯ぐきの健康に努めようというキャンペーンです。
平成元年、厚生省と日本歯科医師会が健康長寿を目指して国民の皆様に呼びかけてきた運動です。この8020運動に加え、新たにオーラル・フレイルの予防で健康長寿をサポートしようという新しい考え方が加わりました。
フレイルとは、弱い、虚弱などという意味で、オーラル・フレイルとは口腔機能の低下を意味します。滑舌の衰え、食べこぼし、わずかのむせ、噛めない食品が増えるなどのわずかな口の衰えは身体の衰えと大きくかかわってきます。
虫歯や歯周病の治療や歯を失った時の治療を受けるのはもちろんのことですが、些細な口腔機能の低下を軽視しないことは大切です。
しっかり噛んで、しっかり食べて、しっかり動いて、社会参加。
健康長寿を8020運動とオーラル・フレイルの予防からサポートします。
2015年4月9日 8:06 AM | カテゴリー:医院からのお知らせ