美しい姿勢と歯の関係?
姿勢は歯の健康に大きく影響します。歯ぐきの奥深くには歯の健康を支える動静脈血管が迷路のように走っていて、ちょっとした姿勢のゆがみや首の傾きで、この細い血管はホースをきゅっと捻じった状態になります。血流が滞ると歯や歯ぐきは貧血状態になり、歯周病や歯痛、肩こりのなどの原因にもなります。
また、首筋がまっすぐ伸びた姿勢は、表情筋が後ろから引っ張られた状態になり、口角も自然とアップします。顎関節への負担ももっとも少なくリラックスするため血流量も上昇ししっかり噛みやすい状態になります。
首筋を伸ばすためには腹筋をしっかり意識する必要があります。腹筋を伸ばすと自然と肩が開き、首もスッと伸びます。
腹筋を伸ばす=横隔膜(みぞおち周辺)を引っ張り上げるよう意識します。
椅子に座ったっまま撮影される記念写真なども、お腹の力で身体を押し上げることが大事になります。足から腰、お腹、肩へと、下から意識して姿勢をつくることがポイントとなります。正しい姿勢は顔の筋肉にも影響しよい表情をつくります。
口角のアップした笑顔の写真のためにも、よく噛める健康な歯のためにも、体のコアの筋肉を鍛え正しい姿勢を保ちたいものです。
歯の健康を支える動脈血管
これらの血管は歯を支えている歯根膜に酸素を運び、歯や歯ぐきを健康にします。歯の根元あたりや唇の周りを入浴時などに軽くマッサージしてみましょう。
首をすらりと美しく
盆の窪(うなじ中央のくぼんだ場所)を斜め後ろから引っ張られるような感覚でスッと伸ばす。
首が前に傾くと、下あごが後ろに引かれ、歯並びを悪くする原因にも。
参照)日本歯科医師会広報誌
2013年3月12日 8:39 AM | カテゴリー:医院からのお知らせ