日本抗加齢医学会研修講習会
11月18日(日)大手町サンケイプラザホールで開催された日本抗加齢医学会研修講習会に出席しました。
座長は今マスコミに取り上げられたくさんの抗加齢に関する本を出版されている白澤卓二先生でした。
歯科とは全く違う分野のプログラムで「不死と若返りについて ES細胞から学べること」「テロメアとライフスタイル」「臨床栄養療法アップデート いつもの治療で、効果が得られない時…」などです。理解できない部分もたくさんありましたが、より広い視点で全身を見る大切さを実感しました。
興味深い話もありました。機能性低血糖症(通常の検査では異常が認められないものの膵臓や副腎が潜行性に疲弊し血糖調節がうまくできない)で夜間に血糖値が安定しない場合に歯ぎしりが起きている可能性があるとのことで、まったく今まで考えたこともない話に驚きました。そう遠くないうちに血糖障害と歯ぎしりについてなんていう論文が発表されるかもしれません。ますます全身とお口の関係が注目されるかも。なぜなら副腎の疲弊を測る検査に使われているのは唾液(正確には唾液中のコルチゾール)でしたから。
とりあえず研修報告まで。
2012年11月21日 8:25 AM | カテゴリー:院長学会報告