抗加齢医学会にて、ご長寿のお二人にその秘訣を伺いました vol.2
105歳!嘉森ツルさん/銀髪に金色の着物が良く似合う素敵な女性です
抗加齢医学会総会懇親会で 嘉森 ツルさん とお会いして
数寄眞美 談
嘉森ツルさんは、1901年1月30日生まれ、現在105歳になられます。銀髪をUPにされ、薄いゴールド系の着物に素敵な帯止めといういでたち。 ご挨拶にうかがうと、“まあまあ ごきげんよう”とご自分の名刺を出されました。 私が今まで頂いた中で、一番の大先輩からの名刺です。105歳で名刺を持ち歩くのって信じられます?
詩吟が趣味。で、まあよくお話されるし記憶がクリアー。「何でも食べるのよ。で、おいしい物から食べちゃうの フフフッ」 「結婚した頃は明治神宮の前辺りに住んでいたんだけれど、空襲で石神井に移ったの。まだ何~にもないところで」 「主人は37年前に他界したけれど、今は息子夫婦、孫娘の夫婦、10歳と7歳のひ孫と住んでいて幸せ」 「鏡の前にすわったらこうやってネ、お顔を上へ上へひっぱりあげるのよ。少し変わるかもしれないから。髪結いもお化粧も全部自己流だけど。 アッハッハ…」いやいや、お目めもパッチリで100歳をこえられているようには見えません。
「色々あったけれどいちいち落ちこまないの。自分がどんなに努力しても縁でうまくいかないことってあるのよ。くよくよしないで前向きが大切なのよ。」「銀 座にもよく出かけるの。」「この頃少し目が見えにくいから、白内障の手術をどうしようか迷っているのよ。」「まぁ~あなたもお元気でね。気持ちを大きく 持ってネ」
はい。嘉森語録は、皆深みがありました。私の方が、パワーをいただきました。ありがとうございます。
私達も嘉森さんのように、明るく元気で、美しく、若い者にパワーをあげられるように齢を重ねたいものです。
2010年5月24日 5:00 PM | カテゴリー:院長学会報告